NBC CHAPTER TOURNAMENT2006

(写真提供:NBCオール兵庫チャンピオンカップ組織委員会)

(文: 福永 治  編集:チームベストラン本部広報)


昨年度は1stラウンドの生野銀山湖で4位と好スタートを切りながら、
2ndラウンドの東条湖でノーフィッシュ、
総合14位と悔しい思いをしたので
今年はリベンジとオール兵庫出場権を目指しレギュラーシーズンを戦ってきました。

無事出場権を獲得し、総合10位以内を目標にしましたが
それには最低条件2日間ともキッチリ釣ってこなくてはなりません。
 


【1stラウンド 東条湖】

そして迎えたオール兵庫チャンピオンカップ。
1stラウンドはホームレイクの東条湖戦です。

前日プラには入ってなかったのですが前週の木曜日にプラクティスに入ったときには
状況はシブくディープから粘って魚を
搾り出すといったような感じでした。
本戦もディープ狙い。 
ファーストフライトでしたので試合開始後真っ先に導水路へ向かい、
ディープ中心に攻めます。

先週はここでキーパー2本、1本は700〜800gくらいのいい魚が獲れていたので
結構な時間このポイントで費やしますが釣れず移動。
 
次は導水路対岸のディープフラット。 ダウンショットをキャストしてゆっくりズル引いてきます。
魚探には何も反応がありませんがギルらしきアタリが続きます。
合わせずしばらく遊ばせていると・・・何か魚がノリました!
ゆっくりあげてくると・・・バスでした!!
小さいですがキーパーです!・・・が。
バスから血が大量に出ています(汗)

フックが飲まれハリ先がエラに刺さっていました。とりあえず急いでライブウェルにいれ、
ライフガードを投入、AROMAスプレーを
思いっきりふりかけてみますがダメそうです。
さかさまになってひっくりかえってます。デッドになってしまいそうです。

貴重な1本を失いましたがこの大会は5本リミットの大会なのでまだ挽回できると
気持ちを奮い立たせその後本湖へ下り攻め続けます。
 
状況は厳しく釣れるのはハスのみ・・・。
時間とともにだんだん気持ちが萎えていきます。
へらワンドでふとライブウェルを開けて見ます。
バスを死なせてしまった罪悪感から2時間
以上中を見ていませんでした。すると開けてビックリ!普通に泳いでます??

どうやら死んでいなかったようです。湖上で会う選手の皆さんにも
「魚フック飲まれて死んでもた〜」といい続けてたので死んだと思い込んでいました。
 
バスの生命力の強さに失いかけていたモチベーションが復活!
試合も終盤になりましたが諦めず中流域へまた上がっていきます。

すると9mの岩絡みのピンポイントで待望のバイト!
ギルっぽいアタリでしたがあげてくるとキーパーちょいのバス!試合時間も少なくなり
本湖へ戻る選手がほとんどの中、諦めないで上にあがってよかった!
 
結局この二本でウェイインでしたが
1stラウンドを11位とまずまずのスタートをきることが出来ました。
 


【2ndラウンド 生野銀山湖】
 
翌週の2ndラウンドは生野銀山湖。 
昨年のオール兵庫以来、ほぼ一年ぶりの銀山湖です。

プラなしぶっつけ本番でしたがマスターズ戦の結果から今回はディープのみの作戦と
決めていました。

スタート直後、まずは法道谷へ入ることに。 橋手前の大きな立ち木に1投め・・・釣れました!25.5cmほどのギリキーパーですが
ファーストキャストで釣れたので気持ちが凄く楽に
なりました。 周りでもパラパラ釣れていたので今日はリミットメイクは余裕かも?
 
しかしその後も立ち木メインに深いところを攻めて行きますが全くダメ。
時間だけが過ぎていきます。

打つ手無しの状態に追い詰められましたが昔、秋の銀山湖でいい思いをしていた
出合橋インターセクションのディープへ向かいました。

まずは沖にある立ち木、フォーリングでバイト!2本目!
ヘラ師の方に気をつけながら8m付近をズル引いているとまたバイト!3本目!
同じラインをまたズル引いているとまたまたバイト!2投連続HIT!4本目!!
 
短時間でパタパタと釣れました。どうやら回遊バスに当たったようです。
この勢いで一気にリミットメイクを狙いましたがそんなに甘くは無く
すぐにバイトは遠のいていきました・・・。
最後の最後まで諦めないで粘りましたが惜しくも4本で帰着。
1066gとなんとかキロを越えることができました。
 
 
この日はウェイイン率はそこそこあるようでしたが数は釣れていないみたいで
この日の僕の順位は4位。

目標にしていた総合10位以内を確信。 
ヘタすれば5位以内も在り得ると緊張のなか表彰式を迎えました。
 
10位、9位、・・・6位と順位発表されていきますが名前が呼ばれません。 
え?5位以内?まさか10位にも入ってないんじゃ?

全く自分の成績が読めない2dayトーナメントは心臓に悪いです(笑)
ずっとドキドキしっぱなしですから。
 
5位、4位・・・まだ呼ばれません???ひょっとして3位?いや、
3位は僕が優勝と思っていたTOP50有里プロ。 
このへんからあまり記憶が無いのですが

結果優勝!!まさかまさかの大逆転劇!! お立ち台では頭が真っ白、
今までで一番緊張しました。声が少し震えているのに気付いたときには
足も微妙に震えていました。
 
200〜300gの魚しか2日間で釣っていないのに優勝できるとは・・・。
2日間、それも違う湖でコンスタントに釣ってくる大切さと難しさを感じた今年のオール兵庫。
これも北兵庫で3年、兵庫で3年チャプター活動をしてきた経験が活かされた試合
だったと思います。
 
これも北兵庫C秋山会長、兵庫C村下会長をはじめとする運営スタッフのみなさま、
兵庫&北兵庫のいつも気軽に声をかけてくださる方々、
切磋琢磨しながら楽しくお付き合いさせていただいてるチームベストランの仲間に
感謝したいと思います。

あといつもお世話になっております東条湖観光様、
サポートしていただいてますマドネスジャパン様、本当にありがとうございました。
 
まわりの皆様に支えられ今の自分があると思ってます、
あ・・・、最後に東条湖ラウンドで生き返ってくれたバスに最大の感謝!
 
【オール兵庫メインタックル】

メインリグダウンショット
ROD:ゼナック スピラドS0-60
REEL:ダイワ ルビアス2004
LINE:東レ バウオ スーパーハードプレミアムプラス4lb
SINKER:アクティブ RSトーナメント 3/16oz
LURE:バークレイ マイクロクローラー
    マーズ バチ4インチ
FORMULA:マドネス フィッシュ アトラクテッド フォーミュラ モエビ
福永 治  総合優勝  トーナメントレポート